補聴器とは

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聞こえにくくなること
それは誰にでも起きる自然なことです。

人年齢を重ねると聴力が低下していきます。このような加齢性難聴は高音から少しずつ聞こえにくくなっていき、「あ、い、う、え、を」の母音は聞こえるものの、子音を聞き取る力が低下していきます。

こんなことはありませんか?

自動車のなかでの話が、よく聞き取れない

人の話し声が小さいように感じる

周りの人が、テレビの音が大きいと言われる

携帯電話の呼び出し音に気付かないことがある

人と会話をするのが面倒に感じる

こんな間違いはありませんか?

しちじ(7時)⇒

いちじ(1時)

しろい(白い)⇒

ひろい(広い)

たかな(高菜)⇒

さかな(魚)

耳の構造と役割

耳の構造

難聴の種類  伝音難聴  感音難聴  混合性難聴
開設 中耳炎や鼓膜の損傷とと病気などが原因で、音がつたわりにくくなることによる難聴 加齢や病気、長時間騒音下にいることなどが原因の難聴  伝音難聴と感音難聴の両方が同時に起こる難聴 
医学的に使用できるケースも。難聴が残る場合は補聴器を使うこともあります。 医学的治療ではなおらず、補聴器を使うケースも。団長レベルや周りの状況によっては、補聴器を装用しても聞き取りが困難なケースもあります。

 
「聴こえる」とは、音が耳を通過して脳に到達するまで、スムーズに伝わることを意味します。そして、聴力の低下によってそのスムーズさが失われていくこと。それが「難聴」です。
こうした「難聴」の人々に「聴こえやすさ」を提供するのが「補聴器」です。
補聴器は、難聴そのものを治療するものではありませんが、補聴器に慣れて、訓練することにより、よりよい生活を送ることができるようになります。
 
※必ずお読みください。(禁忌 8項目)
補聴器は、医療分野に当たらない「難聴」のためのものです。ご相談いただいて医師への相談が必要な場合は耳鼻科をご紹介することもございます。
禁忌8項目)002.pdf

両耳装用のすすめ

「補聴器」自体は右左片側だけで利用することは可能です。ただ、人間には二つの目、二つの耳があります。それは、この世界を立体的に映しとるための機能だと考えられます。
両耳も、遠近その他の豊かな立体感を得るための機能といえます。
両耳装用の場合

  1. 耳の負担が軽くなる
  2. 方向感覚や距離感がつかみやすい
  3. 聞き取り能力の低下を予防できる可能性がある

生活環境は、豊かな音たちに包まれています。その場の臨場感、情緒豊かな会話、ステレオで聞いた時の立体感のある音楽。そうした生活の一シーンを大事にしていくために、ぜひ両耳装用をおすすめします。
 

知っていますか?
補聴器は両耳につけるのが基本です

補聴器の購入を検討するとき、なんとなく「片耳でいいかな」と思う方も多いようです。昔は補聴器は片耳につけることが多かったからでしょうか。
ですが現在は、両耳に補聴器をつけることが強く推奨されています。聞こえ方が両耳とも衰えている場合は、ぜひ両耳に補聴器をつけてください。「高価な補聴器を片耳だけ」つけるか、「お手頃な補聴器を両耳に」つけるかを迷っていたら、ぜひ「お手頃な補聴器を両耳に」を選んでください。
 

両耳に補聴器をつけると良いとされる2つの理由

どうして両耳に装用するのが良いのでしょうか?理由は大きく2つあります。
 

1.音の方向感・距離感がつかみやすい

補聴器を両耳に装用すると、左右どちらの耳からも情報が入ってきます。これは、本来の人間の耳と同じような状態です。両方から音が入ってくることによって、音の方向感・距離感をつかみやすくなり、普段の生活が楽になるだけでなく、例えば「気が付かないうちに自動車が後ろから近づいていた」などといった危険を避けやすくなります。
 

2.騒音下で言葉が聞き取りやすい

人間の脳は、騒音がある状態でも必要な言葉だけにフォーカスして聞き取る能力を持っています。補聴器を片耳だけに着けた状態では、情報量が少なくて聞き取りが十分ではないことがありますが、両方の耳の聞こえが改善されることで、この能力を発揮しやすくなります。
 
もちろん、すべての人に両耳での装用が必要なわけではなく、片耳だけが難聴だったり、片耳が完全に失聴していたりする場合は、片耳だけの装用になる場合もあります。どの耳に補聴器をつければよいかは、耳鼻咽喉科の先生にご相談ください。

Q&A

Q1 補聴器をすれば、すぐに聞こえるようになりますか?

A1 補聴器は小さなコンピュータといえる精密機器です。お客様のご要望や耳の聞こえ具合に合わせて補聴器を調整(フィッティング)が必要です。補聴器を上手に利用するには、お店に何度かおいでいただき、調整(フィッティング)を繰り返すことで、よりよい効果が得られます。
 

Q2 補聴器を使うと、聴力が低下しませんか?

A2 補聴器で、一度低下してしまった聴力を元通りにすることはできません。ただ、自分に合った調整で正しい使い方をしていれば、聴力が落ちる可能性は低いといわれています。
 

Q3 調整(フィッティング)の回数はありますか?

A3 回数に制限はありません。お客様が納得いくまで調整します。
 

Q4 アフターケアは?

A4 ご来店いただければ、いつでも調整(フィッティング)いたします。
 

Q5 補聴器をしたときの他の人の目が気になります?

A5 おまかせください。とても目立たない補聴器の他、スタイリッシュなデザインのものまで取り揃えております。ぜひご来店ください。